BRUTUS・山特集

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あの「BRUTUS」が山特集。

登山もトレンド領域に突入かー?

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山雑誌とは違った視点で面白かった。

山は遠くから眺めるだけよしとしてきた「暮らしの手帖」の編集長

が世界一美しいと言われる登山道、「ジョン・ミューア・トレイル」

(アメリカ・カルフフォルニア州を南北に貫くシエラ・ネヴァタ山脈にある登岳道

(標高4418m 距離340km))

に挑戦したコラムがよかった。

文章が上手で饒舌かなと思うところもあるけど、

始めたころの感動や感じたことは本当に共感できる。

                                           

山歩きというのはひとつの音楽のようで、穏やかで強く、リズミカルで激しい。

されど時折ふわふわと夢の世界を歩いているような気分を抱くときもある。

はっきりしているのは、常に何かに守られているような感覚があったことだ。

                                                 

わかる。

心が沈静して五感が鋭敏になると山と調和して見守られているような感覚になる。

「ここの道間違っているよ~」みたいな(オカルトではありませんっ笑)

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写真もおしゃれ。

パタゴニアのカタログ写真のよう。

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「山の版画家」といわれる畦地梅太郎さんの作品も素敵です。

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「岳」

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山を登る友人が「ものすごーくおすすめなの~(熱)」

と言って貸してくれました。

「岳」

写真を見る通り山のマンガです。

山岳救助のボランティアとして北アルプスに住む

主人公島崎三歩(さんぽ)がさまざまな事情や背景を抱えた

遭難者を救助する物語です。

1話完結のオムニバス形式だからちょこちょこ見れて読みやすい。

何よりもいいのは「押し付けがましくない本当の優しさ」が

漫画全体から滲み出ていることろ。

良く遭難者に山の厳しさを解っていない!と責める人がいるけど

主人公三歩は遭難者を決して責めない。

生きてても死んでいても「良く頑張った」と褒める。

山好きで登山に来たすべての人を応援したい気持ちかららしい。

だからと言って遭難者を責める系の登場人物を非難している訳ではなく

それはその人なりの流儀があると尊重しているところがまた素晴らしいです。

電車の中で涙を拭き拭きしながら読んでいます。

現在ビックコミックオリジナルで連載中みたいです。

今年創設された書店や漫画ファンたちが選ぶ「マンガ大賞」

という賞を受賞されたそうです。

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作者ご本人もかなりのクライマーらしい。

章と章のあいまにある作者のエッセイが大好きです。

文章がとってもいい。癒されるー。

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村上ラヂオ

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春樹さんのエッセイ集。

「an an」に1年間連載されたもの。

若い読者(主に女性)を対象にしている雑誌ということで

いつものエッセイとは一味ちがう。

かなりやわらかーく書いてある。

女性には優しいのですね。

あとがきを読むとふむふむ、前もって

次のことを決めて書いておられたそう。

1・安易な決めつけみたいなことを書くのをやめる。

2・「こんなことは当然わかっているはずだからいちいち説明する

必要なんてないだろう」というような前提を含んだ文章を書かない。

3・何が正しくないというような押し付けがましいことを書かない。

オヤジ臭くならないように気を使っている春樹さんがかわいい。

確かに前にも言ったけれど表現が柔らかく、難しい言葉を

使っていないからとても読みやすいし、なんか安心する。

結構好きだ。

実は私もこのブログを書くにあたって上記のようなことを

春樹さんの教えとして参考にいつも書いているつもりなのだけど

どうでしょうか?

そして、この本の中にすごーく興味をもった章がある。

「猫の自殺」について。

がーん!

ちょっと衝撃だが自殺する猫がホントにいるらしいの。

内容はフランスのジャーナリストが書いた「自殺全書」(怖いな)という

本(古今東西の自殺についての事実を集めた本)の中に

猫の自殺した?と思われる事実があったそうな。

ある猫はバルコニーから身を投げー。(>_<)

ある猫は子猫を飼い主の漁師さんに託すと、海に向かって走り

波の中に入って行ったそうなー。(T_T)

あぁ、とても胸が痛い。(涙)

猫にもうつ病みたいなものがきっとあるのかな。

おたくの猫は大丈夫ですか?と締めくくっているので

読んだあとはいつも猫のところに行きその話しを言って聞かせる。

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再現

「みいちゃん、自殺するにゃんこがいるんだって、飼い主の漁師さんに

子にゃんを託して・・・・うんぬん、うんぬん。」

とか言ってるとすごーくうざったい顔をされるのだけど。(笑)

そんな訳で、今のところはうちの猫は大丈夫なもよう。

おたくのペットは大丈夫でしょーか???

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東京奇譚集

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2005年に発売された、春樹さんの一番あたらしい短編集。

今までの短編集の中で一番好きと思うくらいよかった。

春樹さんの作品はクレッシェンド状態(<)に良くなっていると

私は思っている。

ベートーベンとかピカソのように才能(作品)が衰えることなく

ますます円熟していく芸術家。

そのためにはたくさんの努力や犠牲があってのことだろうけど。

ご本人も言っていたけど、

デタッチメント(関わりのなさ)からコミットメント(関わり)へ

作風が変わりましたね。

わたし的に簡単に言わせてもらえば

丸くなって、さらに広がりができて、あたたかくなった。

そして今日はこの「東京奇譚集」のなかの

「偶然の旅人」という章を紹介したい思う。

この短編は物語ではないし、エッセイでもない。

「回転木馬のデッドヒート」を思わせる短編だ。

「回転木馬・・・・」がどんな作品かというと

ある人の実際にあったオカルト的ではない、人生の中の不思議な出来事

を春樹さんが綴った小説というか短編集である。

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ちなみに私はこの本がだーいすき。である。

その中の「タクシーに乗った男」なんかは私の心の短編NO.1だ。

この「偶然の旅人」も同じようにある人の不思議な出来事を

綴った短編なのだけど、その話の前置きとして春樹さん自身の

体験談があり、その冒頭で興味深かった一文がある。

                                 

僕がその手の体験談を座談の場で持ち出しても、手ごたえはあまり

芳しいものではない。

おおかたの場合「ふうん、そんなこともあるんですね」あたりの

生ぬるい感想で場が閉じてしまう。

                                       

笑。そうそう、そうなんだよねー。

私もそういう体験談を人に話したら「ふーん、そうなんだ」で終ったっけな。

春樹さんはそんな「チェッ」とした思いのリベンジとして自分の体験談

も織り交ぜたのだろうか?素晴らしく出来上がっている。

だので、私もリベンジしてみようと思う。

(私のとるに足らない不思議な体験談)

山の手線の電車にのっていたある朝、その時たまたまiPodで聴き、

流れていた歌の本人、畠山美由紀ちゃんがなんと乗ってきて

しかも私座っている目の前のつり革につかまってきたのだ。

(私はコンサートにもよく行くほどの彼女のファンだ)

今、頭の中で鳴っている曲を歌っている本人が目の前に

現れちゃったという何とも驚きの状況。

たぶん、おそらく、私は幽霊でも見たかのように美由紀ちゃん

を見ていたと思う。

彼女はそんな驚いたマナコで見つめられて怖かったのか

しばらくすると、ドア付近へ逃げ?次の駅へ降りていったのだった。

「私、今あなたの曲を聴いていたんです。」と

話しかけたかったけれどね。

と、こんなお話。

。。。「ふーん。」ですか?やっぱり。

でも実際体験したらすごいんだから。

そういう体験って「あぁ、生きてて良かったなぁ。」

と思う瞬間でもある。

平凡で単調な人生に彩りを添えてくれる瞬間とでも言いましょうか?

ロマンチックですね。私。(笑)

これを読んでくれたみなさんもそんな不思議な体験談はないだろうか。

私は決して、「ふーん。」とかで終らせず

その話に食いついていきますので

もしあったら、ぜひ聞かせて下さいね。

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河合隼雄さんの「たましい」のお話

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「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」(対談集)を再び読んでみたら

河合隼雄(心理学者)さんの本が読みたくなった。

なんだかすっごく偉い人

(ユング心理学の第一人者で元・文化庁長官、顔もけっこうコワ面)

なのに話の根本は「たましい」のことを言っているところが素敵です。

それも、オカルト的に力説するのではなく

「まぁ~、そんなこともアリでしょう~な~。」みたいな軽さがたまらない。

「こころの処方箋」が一番のポピュラー本らしいのでまず購入。

はじめの章から「人の心などわかるはずがない」と始まっているから面白い。

そこで気になった文章を抜粋

(*人間の「心」の下に「たましい」というものがあると仮定している)

「たましい」の特徴は矛盾に満ちている。

人間の「心」はそのなかに矛盾が存在することを嫌うので

「たましい」のほうは矛盾をかかえこむのだ。

「たましい」は極めて個別的であると共に

極めて普遍的である。

みなさま、「たましい」を大事にしましょう。

*河合隼雄さんの現在の容態がとても気がかりです。

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7/20更新

昨日7/19、河合隼雄さん脳梗塞のため、お亡くなりになりました。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

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村上春樹の世界観(たぶん)

この世界における

一人ひとりの人間存在は

厳しく孤独であるけれど

その記憶の元型においては

私たちはひとつに繋がっている。

・・・・・・・・「海辺のカフカ」上巻 文中より

                                                         

かーっっ!!

やるな、春樹。

                                                               

「繋がっている」って言葉にどういう訳か胸キュン。

同感です!

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胸に温めていたこと

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ついに、やりましたね。

おめでとうございます。

  Q.村上さんがずっとやりたくて、温めていることってありますか?

   A. 中略・・「これだけはやりたい」と胸に温めているのは、

   今のところはフィッツジェラルド「グレート・ギャッツビー」の村上訳です。

   あと、10年くらいのうちにはとりかかると思うけど、

   まあ実現可能でしょう。

   (「そうだ、村上さんに聞いてみよう」より・・・・)

ホント、あれから約10年経っています。                            

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